忍者ブログ

志援ISM

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

道新から

 今日の北海道新聞1面に
「政権交代」
同志社大学大学院教授 浜 矩子さんの
評論が載っていた。

『大勝した民主党代表の鳩山さんに
「あなたはドン・キホーテになるのだ」
と言いたい。
スペインの文豪セルバンテス作の
小説の主人公は若くて筋力のある
スーパーマンではない。
老人だから従者の介護が必要で
他人への依存度が高く腕力が弱い。
だが、彼の夢は大きく
若いビジョンに満ちている。
誰も言わない正論を言う。
一見情けないが、情けなさの中に力がある。
鳩山氏が掲げる「友愛」は、
今の世の中に必要とされている
「一人は皆のため、皆は一人のため」
という理念に重なる』
2009.9.1 北海道新聞文中より

理想の介護を目指す我々にも
似ているなと感じた。
決して経済的に恵まれた環境ではないが
凛とした強さがなければ
人生のサポーターにはなれない。
事業家の方と話をすると
福祉業界の人は理想論や
抽象的な表現をするから好かない
と言われることがある。

僕自身そう感じていた時もあったが
今はぶれることのない理想がなければ
安定した介護サービスはできないと
確信している。

「一人は皆のため、皆は一人のため」

もしかしたら福祉家の理念は
社会を変えるかも・・・・・



PR

視野

今日は人事案件で介護スタッフAさんと話をした中で
(Aさんは人事該当者)

Aさん  「全体のバランスを考えるとこうなるのでは?」
後藤    「・・・すばらしい読みです!」

グループ会社合わせて4施設あるのですが
Aさんは普段1施設の現場にいるスタッフ。
他の施設のことも考えているとは
視野が広い人だなと感動しました。

僕は専門職として「広い視野」が
とても重要なファクターだと考えています。

マンツーマンで介護をしていても
違う角度で、その介護している姿を
冷静に分析している自分。

マンツーマンで介護していても
近くにいる高齢者が何を考えているか
今、何をしようとしているか感じること。

マンツーマンで介護していても
見えない場所にいる高齢者が
今、何を思っているのか想像すること。

ひとつの施設という箱の中にいるとき
地域社会がどんな動きをしているのか
アンテナを張ること。

狭い視野では10人10様のサービスは
実現できません。
視野が狭くなりがちな現場だからこそ
広く立体的な視野を持つことは
大事な「ファクター」なのです
 

日本介護福祉学会大会

今日、発表報告要旨集が届きました。

第17回日本介護福祉学会大会
<大会テーマ>
介護福祉学の構築
-理論と実践の融合を目指し、介護の本質を問う-
<会期>
2009年9月12日(土)13日(日)
<会場>
文京学院大学 本郷キャンパス

前にも書きましたが、僕は大学院生なので
(現在マスター2です)
卒業論文の完成を目指しながら
学会での発表をこなさなければならないのです。
現在、3つの福祉系学会に所属しているのですが
今回も上記大会に行って、発表してきます。

口頭発表
分科会 介護福祉の実践①:施設

<テーマ>
新たな地域福祉社会での民間企業型
         介護サービスの現状と課題
-北海道・栗山町における
     在宅給付型施設の現状と方向性-

を、発表してきます。
プレゼン資料の制作、がんばらねば

声援

新聞記事の反応はスゴイです。
昨日の北海道新聞の朝刊に(空知版ですが。。。)
「私の一票」というインタビュー記事に
写真付きで僕のコメントが載りました。

内容は「介護福祉へ安定した財源を」

社会保障という制度自体が揺らいでいる。
高齢者やこれから高齢になる人は不安を抱え
介護の現場では介護報酬の引き下げ等により
「お金より気持ち」で頑張っている介護職も
仕事へのやりがいがそがれている。。。

という様な内容でした。

すると、会う人会う人に
「社長がんばってよ!」などと
沢山の声援をいただきました。

そう、介護現場で働く人は
必ずしも「お金」だけを目的に
働いてはいません。
(もちろん多いに越したことはないですが)
多かれ少なかれ
高齢者ともっと深く関われたら。。。
時間に追われない介護が出来たら。。。
など、質や介護観を満たそうと
頑張っているのです。

誰もが老いを不安に感じることのない
そして介護する側も安心して働ける環境
そんな社会になればいいなと考えています。

まず、僕らが今出来ることは
介護観を満たす介護現場
それは、経営陣や管理職、スタッフが目指せば
必ず出来ることだと思います。

今日1日の介護を反省し
明日1日の介護を想えば・・・

地域密着とは

ご無沙汰しました
最近は介護現場の中に入り込んでいました。
おかげで「現場勘」も、すっかり戻りました

あらためて再認識したことがありました。

Aさん(男性)の入浴介助に入っている時の会話。

G   「何年ぶりだろうね~一緒にお風呂入るの?」

Aさん 「何年だろうね~?」

G   「知り合って・・・10年になるね!早いね~」

Aさん 「死ぬまで世話になるからね!」

G   「こちらこそ、宜しくお願いします」

ズシリときました。
Aさんが今よりも元気だった時から
介護保険サービスはもちろん
時には介護保険外で外出して
昔行きつけだった食堂に一緒に行ったり
やがて、うちの施設に入居となり。。。
そして、この先もAさんの人生の隣にいるのです。
生まれた子供が成人するまでの期間。
もしくはそれ以上の期間。

素晴らしい仕事であり、責任のある仕事だと
あらためて自覚しました。

今日、お話する機会があった
とある小学校の校長先生との会話の中で
「小さな、顔の見える町で福祉事業をするということは
断片的な関わりで終わらせることではなく
長年にわたり関わりを深めて信頼を築きあうこと
それが継続した安心を生み出すこと
そしてそれは学校教育にも通じること。。。」

まさに地域密着という意味の軸であると感じた。